FXは初めて!FX入門書
売買の基礎知識
為替取引に必要なチャート分析の仕方、注文方法の分類等について説明します。最低限の知識なので、こちらも一読をオススメします!
成行注文?指値注文?複雑な注文方法はここでマスター!
口座開設も完了し、全ての準備が整ったらいよいよ新規の売買注文を出してエントリーします。FXでは注文方法が複数あり、戦略により使い分ける必要があります。ここではその注文方法について解説していきます。
まずは基本の3つの注文方法を抑えましょう!
基本の3つの注文方法として「成行注文」「指値注文」「逆指値注文」があります。
その説明の前に、注文時に非常に重要となる「スリッページ」について解説しておきましょう!
- スリッページとは?
- 為替レートはつねに変動をしており、注文時に指定したレートと実際に約定(売買が成立すること)したレートに乖離が生じる場合があります。 これをスリッページといいます。
上記のスリッページを頭に入れた上で、下記の解説をご確認ください。
- 成行注文(迅速に確実に売買できる)
- 市場価格(FX会社の取引画面に表示されている価格)で取引する注文方法で、必ず売買が成立します。確実に注文を成立させたいときには有効ですが、一方でスリッページが発生し、取引額は約定後に判明します。
- 指値注文(売り買いの値段を指定できる)
- 取引する価格を指定する注文方法で、成行注文と異なり、約定する値段があらかじめわかります。そのため損益の見込みが立てやすい一方で、指定したレートに達しない場合は約定することがありません。
- 逆指値注文(利益を確定、損失を限定する)
- 現在のレートに対して「価格が下がったら売る」「価格が上がったら買う」というように指値の逆の注文を出す方法です。①トレンドにのったポジションを取りたい ②利益を確定させたい ③損失を最小限にしたい というときに有効です。
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自動取引を活用しよう!
基本の3つの注文方法を解説しましたが、為替レートは1日中動いており、チャートにずっと張り付いていることはできません。そこで活用したいのが新規と決済の2つを自動的に注文してくれる注文方法です。
- 1:IFD(イフダン)注文
(売りと買いをセット注文) - 一度に二つの注文をして最初の注文が約定したら二つ目の注文が自動的に発動される方法です。例えば「1ドル100円で買い、105円になったら売る」というように注文した場合、一つ目の「100円で買う」が成立しない限り「105円で売る」が実行されません。注文は「指値」でも「逆指値」でも可能です。
- 2:OCO(オーシーオー)注文
(2つの注文を同時に出しておいて、どちらかが成立したら、どちらかをキャンセル) - OCO注文はすでにポジションを持っているときに(売り買いをせずに保有している状態)例えば「105円以上になったら売り」「98円以下になったら売り」という二つの決済注文をまとめて出すことができます。「為替レートが今よりも高くなったときはこうしたい、逆に安くなった時はこうしたい」という場合に対応することが可能です。注文は「指値」でも「逆指値」でも可能です。
- 3:IFO(アイエフオー)注文
(IFDとOCOを組み合わせた注文方法) - 最初にIFD注文が約定した後に、自動的にOCO注文が発動される仕組みです。「1ドル=100円で買い」というIFDの一つ目の注文に「105円で売り(利益確定)」「98円で売り(損切り)」というOCO注文を組み合わせることが出来ます。新規ポジションの確保、利益確定、損切りの三つの注文が同時に可能となります。
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