この特集をご覧になっている方は、既に一つの投資先としてFXを検討していらっしゃる方だと思います。当然、余剰資金のポートフォリオとしては普通預金や定期預金を始めとして株式、投資信託、不動産、はたまた債権など、FX以外にも様々な選択肢があります。その中でFXに興味を持たれている方というのは、比較的リスクに対する許容度が高く、短期間での利回りを重視する性質を少なからず持っているはずです。

当然、FXの他に勝る何よりの魅力は「ハイリターンが見込めること」です。少ない元手でも本人次第で何倍にも何十倍にもできるポテンシャルを秘めています。一方で、ご存知の通りリスクもリターンに伴い高くなるため、時間もない中で実際にお金を出すとなると二の足を踏んでしまう方も多いはず。
そんな方のために、FXにおいてできる限り安全に資産を運用するための考え方、テクニックやオススメツール等をご紹介していきます。

前提として理解していただきたいことは上記見出しの通りです。時にFXはまるで博打であるかのようなことを言う人もいますが、それは事実ではありません。
なぜなら、FXは運用する人自身の経験、知識、分析によって勝率が変わるものだからです。為替ディーラーという職業があることを考えれば自明ではありますが、FXはギャンブルではなく理論に基づいた資産運用法である、というのが正しい考え方です。

当然、チャートの見方も分析の方法も、現在の各国の情勢や金融情報も頭に入れない人が、全くの勘で売買を行えば勝率は単純に5分、悪ければもっと下がるでしょう。 FX会社も商売ですから、各取引に対して手数料を課しています。そこで貴方が上がるか下がるか・丁か半かの賭けをすることは、1側面に重りのついたサイコロを投げるようなものです。 そんな状態では負けて当然、むしろ大切な資産を守るための最低限の知識をつけていないことが非常識だと言えます。

前提として、上記のようなメンタリティを持って投資に臨むことでも、だいぶ結果は変わってくるはずです。最初は負けるかもしれません。それは当然です。ただ、少額で何度か投資を続ける中で自分なりの経験・知識に基づく投資哲学が形成され、勝率は間違いなく上がるでしょう。

では具体的に、FX取引でリスクを抑える方法について考えていきます。まずはFX最大の特徴とも言えるレバレッジについてです。
レバレッジを活用すれば、例えば自分が10万円の軍資金しか持っていなかったとしても、(国内業者を使っていれば)その25倍もの最大250万円分の外貨運用を行うことが可能になります。

しかし、その使い方には十分気をつけていないといけません。各FX会社は「マージンコール」と「ロスカット」という、言わば強制損切りのシステムを持っています。FXでは取引をするために担保となる「証拠金」をFX会社に預け入れます。
簡単に言えば、投資家の証拠金で損失がまかないきれない水準になる前に、強制的に反対決済を行うシステムがロスカットで、それを事前にアラートするのがマージンコールです。
これは投資家が過剰な負債を負わないための機能ではありますが、レバレッジを掛けていると、そうでない時よりも為替の変動幅による実質的な損益の動きも大きくなりますので、急激な為替変動の際には、いきなりロスカットが発動してしまう場合もあります。
レバレッジ自体は適切に使えば非常に効率的な資金運用が可能になりますが、できれば最初はレバレッジを5倍以内程度に収めるか、最悪投資額自体をロスカットされても良いくらいの水準に抑えておきましょう。

あまりにも忙しくて、自分で取引する余裕はなさそうだけど…それでもFXには興味がある！という方もいらっしゃるでしょうか。そんな時は一部の業者が提供している自動売買システムを活用してみてはいかがでしょうか？
もちろん、ある程度自分自身で取引をしてみてから自動売買を試すことをお勧めはします。ただ、どうしても難しい場合には少額から試せる自動売買システムから始めてみましょう。

例えば、外為オンラインの「iサイクル注文」や FXブロードネットの「トラッキングトレード」などがそれにあたります。
口座開設後は、いずれも3~5ステップの入力ですぐに取引が開始できる上に、最低取引単位が1,000通貨と少なめのため、初期投資金額は抑えようと思えば1万円~10万円の間で収めることが可能です。

またシステムとしても優秀で、これまでの自動売買ツールとは異なり、為替相場の変動幅がこれまでとずれても、自動的にその価格帯に追従して引き続き売買を行ってくれます。そのため何度もシステムに調整を入れる必要もなく、まさに「忙しいけどFXを試してみたい初心者」向けに作られたものと言えます。